コロナ禍での薬剤師転職活動の経験から分かった事や転職事情と年収の変化(2020.11)

薬剤師の実状

まず、一番気になる年収の変化

★病院6から調剤薬局に転職での年収の変化

年収180万円アップ(10時間/月の残業見込)

時期や希望の条件が違えば、もっと給料を上げることも可能だと思いますが

私の希望を考慮すると、かなり良い条件で採用して頂けたと思います。

転職活動前ではもっともーっと、給料は上がると思っていました。

薬局にうまく転職すれば年収700万も可能かなと、、、、、、

薬剤師の転職や就職を考えてる人に、私が実際に転職活動を通して分かった事や現在の転職事情を紹介しようと思います。

病院薬剤師が薬局転職で実際に使用した転職サイト5つを実体験から紹介

スポンサーリンク

・コロナ渦での転職活動を通して、分かった調剤薬局の現状(2020−2021年)

  1. コロナの影響で経営難、閉局している薬局も少なくない
  2. 診療報酬改定からも分かるように薬剤師業界自体が実は危機的状況である
  3. 薬剤師数が増えて既に充足傾向、求人倍率の上昇、売り手市場から買い手市場に変化

他にももっとありますが、簡単にこんなとこです。

・転職活動で思い知った薬剤師転職事情

1.求人・広告の宣伝に騙されるな、そんな年収は提示されない

まずは、これですね。転職活動前は転職に夢を抱いていました。

良くみる求人広告に「年収700万円以上相談可能、土日祝休み、年間休日126日」
よく見かけると思います。

たしかにウソではないです。そういった求人もあると思います。

しかし、ここで問題なのは

調剤薬局での管理職以上の経験があるいわば超ベテラン薬剤師や地方の求人です。

ちなみに、私が初めにリクルート会社に言われた私の経歴での年収相場はなんと
ギリギリ500万円!!

当時、調剤薬局への転職事情を何も知らない私が思っていた

「転職」とギャップがありすぎて、落ち込みました。

試しに
求人に年収700万円以上相談可能の薬局に希望条件として550万以上でリクルート会社
から、現在募集継続しているかも含めて連絡していただいた結果

「年収面で希望に沿えない」とのお返事が数多く、、、

他にも同じ理由で年収550万円以上希望では
書類選考すらして貰えない薬局も多くありました。

薬剤師転職の広告に夢を抱かず、自分の市場価値を把握しましょう。

 

2.軽い気持ちで「はじめはとりあえず病院」はやめた方がいい

これは新卒向けになります。

私の場合は「はじめはとりあえず病院」という事で病院を6年経験後、調剤薬局へ転職しました。

私のようにライフステージで後々
家庭を持ち年収面を考え、結局は調剤薬局への転職をするのであれば、

最初から調剤薬局という選択も考えられたと今では思います。

現役薬剤師が新卒で病院を選んだ理由と今だから言える事

病院から転職した人の初期提示年収は
同年代で新卒から調剤薬局に就職している人と比べると、劣ってしまう。

年下でも既にエリアマネージャー等の役職に就いている人も多い。

収入を考えて調剤薬局に行き着くなら初めから調剤薬局でも良かったんじゃないのか
(私の場合は、病院で得た臨床の知識を使う場面は稀)

しかし、薬や病態等の臨床を学ぶなら病院のほうが良いと思います。

明確な理由があれば、「はじめの就職はとりあえず病院」で良いと思います。

正直、私は新卒時にここまで考えていませんでした。

そして、今後は就職・就職自体がかなり難しくなってくるでしょう。

そういった点でも明確なビジョンがなく、後々調剤薬局等に転職を考えている人は
「はじめはとりあえず病院」はやめておいた方が良い
と思います。

3.薬剤師の売り手市場は終了、薬剤師免許だけでは生き残れない

詳しくは他の記事で書く予定ですが

求人倍率の上昇、転職の初期提示年収額の減少、難易度UP等々

既に、買い手市場と言っても過言ではないそうです。

簡単に転職できると思うのは間違いです。私もそのクチでしたが、、、

色々自分なりに転職活動を頑張って、希望に沿う形で転職できました。

希望の条件次第では、まだ入りやすい所もあるようですが今後はそれも難しくなっていくでしょう。

そして、以前からも言われていましたが、今回のコロナで浮き彫りになったのが、薬局の経営面の悪さについてです。

収益に比して給料がだいぶ高く内部留保が全然ない薬局も多い。
以前は薬価差、調剤料なども高かったが改定ごとに減少傾向です。
薬剤師数も少なかったが飽和傾向。

薬剤師免許だけでは就職も給料も希望はなくなる時が来ます。

確実に、一般企業同様に個人の能力で給料格差が出てくるでしょう。

薬剤師の現状と将来性。診療報酬改定・経済財政運営と改革の基本方針から推測

・まとめ

求人情報の年収を鵜呑みにするのは間違いです。先ずは、転職するにあたり、しっかりと自分の市場価値を認識する事が大事です。

今後の薬剤師の未来はかなり危うい。暗いとは言い切れないが、個人の能力の違いで確実に就職難や給料格差が出てきます。

就職をするにも、年収を上げるにも

薬剤師として働くのであれば

先ずは、自分の市場価値を高めるにはどういうった方法があるのかを考え、自分自身の能力の底上げが必要です。

ただ、資格を持って調剤・鑑査・服薬指導ができるだけではだめなのです。

現役病院薬剤師が必要だと思うスキル3選は意外と学生でも習得可能なスキルだった

しかし、今は多くの薬剤師が資格に甘えてきた現状なので、フラットな状態。

頭一つ抜け出すのにタイミングとしては悪くないと思います。

スタートラインが同じであれば、ライバルが少ない分やるかやらないかで頭一つ抜け出すのは簡単ですね。

私も模索中ではありますが、経営マネジメントや数値に強い薬剤師を目指してみようかと考えています。他にもダブルライセンスの取得なども、、、いつになることやらですが

どんな薬剤師になりたいか等

皆さんも何か良い案があれば教えてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました