現役薬剤師も実践~子どもに上手なお薬の飲ませ方【姿勢・心構え】~

お薬関連

子どもが出来て知りました。

子どもに薬を飲ませるのはめちゃめちゃ大変!!!

小児の薬は
お薬ごとに
「アイスに混ぜたら飲ませやすいよ」
「オレンジジュースとかの酸性のものには混ぜないでね」
の様な説明用紙を一緒にお渡ししている。

正直な話
お薬の性質上、「これに混ぜたらダメ(不味くて飲めない)。」「これはおススメ。」
「お薬全般的にこれはおススメ。」
の知識だけはありました、、、

しかーし、
「うちの息子年齢的にアイスとか食べさせてないし」
「うちはもう少し大きくならないとチョコ食べさせないし」
「うちの子、ヨーグルトとかマジで嫌い」
「え?練乳?食べない食べない」

物心がつくまでは、インターネットによく載っている方法で飲んでくれました。
(「小児 お薬の飲ませ方」で調べてみてください。いっぱい出てきます。)

外部リンク)子どもたちにお薬を飲んでもらうためにひと工夫♪

しかし、物心がつくと実際はこんなに飲ませるのが大変だったとは。。。

お薬を嫌がる理由は、ほんと~に子どもごとに違うので
これなら必ず子どもはお薬を飲むなんてものはありません。

なので今回は、子どもにお薬を飲ませる、、、んー、飲んで頂くための
親の姿勢について
紹介してみようと思います。

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子どもがお薬を嫌がる理由

一般的に言われている事は

  • ただただ味が嫌い
  • お薬を飲ます時の親の態度や姿勢が悪く、だんだんお薬が嫌いになっていく
  • お薬の必要性・飲む理由が分からない
  • ただお腹がいっぱい

と様々です。

薬チは気が付いた。飲ませる親の姿勢が大事なのでは?

子どもがある程度成長すると

家庭の方針(飲食)・子どもの好き嫌いで
飲ませ方は千差万別!!

なので「お薬を何と混ぜるのか」は好きに選択すれば良いと思います。
ただ、苦味が増したり、効き目が落ちてしまうものには注意→一覧

何より大切なのは親の姿勢や態度ではないでしょうか。

薬チの子どもにお薬を飲んで頂く方法

今では「何に混ぜる」よりも、「飲ますまでの過程(息子とのやりとり)」を重要視。

例えば

・騎士竜戦隊リューソージャーに嵌っていれば
「これ飲んだら風邪ばい菌やっつけて、リューソージャーみたいに強くなれるよ!」

・3歳になり薬チの仕事内容を知りはじめてからは
「パパが一生懸命、風邪が治るように作ってきたよ」
orおふざけモードなら
「ヒッヒッヒッヒ(魔女が何か混ぜてる真似)って作ってきたから、これ飲んだら治るよ」

・新しいぬいぐるみがあれば
「(ぬいぐるみ)っあ、風ばい菌をやっつけてくれる薬だ。僕が飲んじゃおー」

などなど

そして

お薬を飲んだ後は褒めちぎる!!

「かっこいい!すごい!お兄さん!偉い!」褒め用語で攻める

締めに
ここぞとばかりの調子が少し良さそうなタイミングで
「お薬で調子良いね」
風邪が治ったら
「お薬飲めたから、風邪治ったね。偉かったね」

楽しませながら飲ますと同時に薬の必要性を理解させていく

そして
親がどう頑張っても、お薬を飲まない時は飲まない!!
いわゆるただの風邪で飲むお薬は、飲まなかったら仕方ない

と心に決めている。(疾患によっては飲まなくてはいけない薬もありますが

もし、強制的に飲ませてお薬が嫌いになったら、ほんとに飲まなきゃいけない薬が出来た時に困る
と思って、子どもが薬嫌いにならないように試行錯誤しています。

同じように試行錯誤している世の中のパパさんもいっぱいいるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、【姿勢】について書いてみました。

薬が嫌いにならないように、楽しませながら、薬の必要性を理解させる。

というのを前提に、気長に頑張っている薬剤師パパでした。

結局、薬剤師パパっていうよりも、一般のパパと同じ目線の内容になってしまいました。

ごめんなさい、、、

薬剤師パパとして、お薬自体の情報や豆知識もどんどん載せていこうと思います。

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