今話題の「メタバース」は急成長しており、プライベートやビジネスでの利用が今後多くなると言われています。
インターネット上の仮想空間で、アバター(自分の分身)をスマートフォン、PC、VRゴーグルなどのデバイスを使って、利用出来ます。
インターネットが初めて普及した時のように、新しい生活の一部になっていくと予想されます。
しかし、実際
- そもそもメタバースって何だ?
- 何が出来るの?
- 始め方は?
- 必要な道具は何?
と何処から手を付けて良いのかなど分からない事だらけです。
- メタバースが気になっている人
- 始めようと思っている人
に見て頂けたらと思います。
「メタバース」について、始め方まで分かりやすく解説します。
1.メタバース(仮想空間)とは
メタ(meta:超越)、ユニバース(univerce:宇宙)を組み合わせた造語です。
明確な定義はありません。「インターネットの中での新しい生活圏」的なイメージになります。
人との交流、ショッピング、コンサート、会議、ゲームなどをインターネット上の仮想空間で行うことが出来ます。
利用者は自らのアバター(分身)を使って、現実世界のようにコミュニケーションやゲームに参加するなどの活動が可能です。
暗号資産(仮想通貨)を使ってデジタル資産を購入するなどの経済活動も出来ます。
市場規模は2020年では約56兆円となっているが、2024年には約1.6倍の約80兆円まで急成長する予想もされており、今後も多くの新しい機能が実装されていく模様です。
2.AR、MR、VRの意味やメタバースとの違い
- AR(拡張現実):現実空間に特定の情報を重ね合わせるもの
例)スマートフォンやタブレットなどの画面上で、現実空間に3DCGや文字などの情報を表示 - MR(複合現実):現実と仮想の空間を融合して相互に影響を与えるもの
例)MRグラス(サングラス型)を装着して、現実空間にCGや文字などを表示 - VR(仮想現実):現実とは別の空間を体験出来るもの
例)ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型)を装着して、3DやCGの仮想空間の中で実際に体を動かしたりする
これらの技術を統合している仮想空間やサービスがメタバースです。
(VRを使用しなくてもPC、スマートフォンなどのデバイスでメタバースは利用可能です。)
ビジネスではなくサービスの利用者としての立場でしたら、そこまで気にする必要はないです。
3.メタバースの市場規模
2020年では約56兆円となっているが、2024年には約1.6倍の約80兆円まで急成長すると予想されている。
現在では、Meta(旧Facebook)は社名も変更し、メタバースに関する分野へ約1兆1400億円を投資しています。
他には、Microsoftは約7兆8000億円、Googleは約195億円をメタバース関連の企業を買収しています。
「マインクラフト」や「フォートナイト」などのゲーム中心から、ショッピング、コンサート、会議などの人が集まることで価値が生まれるサービスが確立してきており
さらなる大企業の参入でサービスも多様化されると予測されます。
4.メタバースで遊ぶのに知っておく用語
- プラットフォーム:サービスやシステム、ソフトウェアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な「共通の土台(基盤)となる標準環境」を指すようです。簡単に言うと「遊び場」みたいなものです。
- NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン):「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」です。これにより、データ上のものに唯一無二の価値を持たせることが出来るので、仮想空間内でお金での取引が可能になっています。
音楽作品には約1億円の値が付いたり、VRアーティストの作品が約1,300万円で落札されるなどしています。
5.遊び方、始め方/プラットフォームを決める
現在、メタバースには多くのプラットフォームがあり、サービス内容もそれぞれ違います。
先ずは、どんな遊び方をするかでプラットフォームを決めましょう。
・実際にメタバースで遊び始める
プラットフォームやゲームに登録(アカウントの作成)をするだけで簡単に開始出来ます。
メタバース上には様々な世界があります。
大抵は、はじめにチュートリアルの場所があるので、操作方法や始め方などが見れます。
分からないことがあれば、そこにいる人(アバター)に聞くと、懇切丁寧に教えて頂けます。
clusterはデバイスの対応が多く日本人の利用者も多いため、簡単に始められます。
また、VRChatの中には、様々な体験ができる多くの世界があるので
先ずは、clusterやVRChatでメタバースの世界観に慣れる事がおすすめです。
6.メタバースで出来ることやサービス内容の例とおすすめアプリ
ベースとしてメタバースではアバター(分身)を使って、現実世界のようにコミュニケーションが取れ、世界中のゲーム、イベントなどに参加出来ます。
- 1つのプラットフォームで多くを体験可能(取り敢えずメタバースを体験)
VRChat - 世界中の人とコミュニケーションを取れる(仮想空間でのSNS)
cluster - イベントを簡単に主催可能(世界中から同じ趣味の人が集まり、幅広いイベントが開催)
- 自分の世界観を表現可能(ワールドを作成)
unity - 無限のバーチャルで世界の場所を体験可能
- コンサートなどのイベントに参加可能
Showstage - モンスターを育成・バトルで獲得したNFTやアイテムを売却が可能
Axie Infinity(アクシーインフィニティ) - ゲーム内で土地購入、アイテム作成して売買など経済活動可能
The Sandbox
Second Life - 3Dアバターを作成
VRoid studio
今後は更に急加速して、新機能の実装やサービスの多様化がされていくと予想されます。
7.デバイス別で初心者におすすめアプリ・プラットフォームの紹介
- PCでアバター作成
VRoid studio - スマートフォン、PC、VR対応
cluster(クラスター)
3DのCGの世界へアバター(もう一人の自分)として入っていけるVRのSNSです。 - PC
VRChat
自分の世界を作ってアップすることもできます。そのため、ゲームっぽいものからスナックのような集いの場所まで、いろんな多くの世界があることが特徴です。
Second Life
ゲーム内通貨を利用して「経済活動・土地の売買・衣類の売買」などが行えます。
8.メタバースではゲームの世界観が変わる(ブロックチェーンゲーム)
ブロックチェーンゲームというものが、あります。
「ゲームをするために収入を得る」から「収入を得るためにゲームをする」に変わってきているそうです。
・メタバースおすすめブロックチェーンゲーム
- Axie Infinity(AXS)
モンスター育成ゲーム - TownStar(TOWN)
街づくりゲーム - The Sandbox(SAND)
経済活動ゲーム - Illuvium(ILV)
オープンワールドRPGゲーム - Star Atlas(ATLAS)
宇宙調査戦略ゲーム
9.メタバースを楽しむのに必要なもの(機材)
本格派はVRヘッドセットが必須となります。
コントローラーが付属のセットが体験の幅が広がるのでおすすめです。
- ヘッドセット: 最大 130°の高視野角かつ高精細な映像、パワフルでフルボディなオフイヤースピーカー
- コントローラ: より自然な感覚、幅広いジェスチャー、長時間の快適さ
- ベースステーション: あらゆる部屋、あらゆる動き、 精度に秀でた SteamVR トラッキング
世界最大級のゲームサイトSteam公式超高性能VRセット
コスパが良いおすすめVRセット
10.NFTを使って遊ぶ場合は暗号資産取引所の口座を開設とウォレットの作成が必要
「この先、メタバースを全て無料で」と考えている人はこの項目は飛ばして下さい。
メタバース内では仮想通貨を使用します。
メタバース内には多くのプラットフォームがあり
ショッピング、イベントの参加費、NFTの購入など料金が必要な場合があります。
メタバース内は仮想通貨を使用することになるので、暗号資産取引所の口座開設が必要です。
※口座には数週間かかる場合があり、開設自体は無料のためメタバース利用時に開設がおすすめです。
「コインチェック」、「DMMBitcoin」、「GMOコイン」
次に、ウォレット(仮想通貨の財布)の作成が必要です。
口座を作ってもこのウォレットがないと仮想通貨をメタバース上で使用出来ません。
ウォレットでおすすめなのは「メタマスク」です。
ダウンロードしてパスワード設定すればすぐに使えます。ほとんどのプラットフォームで利用可能のようです。
「コインチェック」に入金⇨コインチェックでイーサリアム(通貨:Ether(イーサ))を購入⇨メタマスクに送金⇨メタバースでNFT購入可能となります。
まとめ
メタバースは多くのことを自宅で体験できて、ビジネスでの利用も多くあります。
簡単に言えばインターネット上で世界の人とコミュニケーションが取れて、無限の多様化された体験が可能になっています。
メタバースについて、深くまで知識がなくても始めるのは簡単です。ナビゲーションやチュートリアルが充実しているので、問題ありません。
コロナ禍でも多くのことが自宅で経験できるので、かなりおすすめです。
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